精密転造ボールねじ

精密転造ボールねじは精密産業機械の基幹部品に使用され、より正確で高精度の位置決めとして選定されます。ねじ軸とナットの間でボールが転がり回転する構造になっており、従来のねじと比較し、3分の1程度のトルクでねじを締め上げる事が可能になります。ボールの転がりによって起動トルクは極めて少なく、精密な微動送りが可能なのも精密転造ボールねじの特長です。

型番の構成
  型番の構成
 
① 呼び番号 : STK、SLK ② 与圧記号 : S(無予圧)、A(予圧有り)
③ ナットの数 ④ 有効ねじ長さ : 軸端加工なきものは無表記
⑤ 軸長さ ⑥ 精度等級
⑦ 表面処理 : 無記入(無し)、R(表面処理あり)  
   
STK 標準形 SLK ハイリード形
  STK   SLK  
  DK 標準形(DIN規格)   DH ハイリード形(DIN規格)  
  DK   DH  
  FK 標準形(THOMSON規格)   FH ハイリード形(THOMSON規格)  
  FK   FH  
ボール循環方式
コマ方式図
  コマ方式
    ナット外径及び、ナット長さをコンパクトにしたナットのボール循環方式です。ねじ軸及びナットに、設けられたボール軌道溝を鋼球が軸方向荷重を受けながら、転がり運動をして、ナット内部に埋め込まれたコマの溝に沿って次の軌道溝に移り、再び負荷領域へ戻り、無限転がり運動をします。(STK、DK、FKに採用)
    エンドキャップ方式 エンドキャップ方式図
    鋼球がねじ軸とナットの溝間に転がりながら進み、ナット両端に取り付けたエンドキャップに設けた通路からナットに設けた貫通穴を通って、元に戻る大リードに適したボール循環方式です。(SLK、DH、FHに採用)
  精度等級
DIN規格
JIS規格
P3
C3
P5
C5
T7
C7
  材質
ねじ軸
S55C
ナット
SCM415
鋼球
SUJ2